人生たらたら

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あっ、そうそう先日のボクシング中継ももちろん視聴しておりました。試合の当日に再加入し、それ以外はほとんど利用せず更新間近キャンセルムーヴのMY様式美。競技的に試合数が潤沢なわけではないので仕方ないですね。

 

 

この日組まれたカードは計4試合。一試合目は前回寺地選手と激闘を繰り広げたオラスクアガ選手の試合、二試合目は中谷選手の世界初防衛戦、三試合目は那須川選手のデビュー二戦目、メインは寺地選手の防衛戦。

 

一試合目。試合を通して、緩急を付けながら左右のパンチを小気味よく繰り出してくるマグラモ選手の手数が目立った展開。逆にオアスクラガ選手は後ろに下がらされたりロープに追い込まれる傾向にあったものの、大振りながらも重い一発一発を放っていく。終盤にかけてダメージが蓄積してきたのか、最後はオラスクアガ選手の連打でTKO勝利。何度も打たれながらも追い詰められながらも力のこもったパンチを愚直に打ち込む、なんというか…相手からしたら、(良い意味で)手合わせしたくないタイプの選手だろうなあ、とも思いました。選手としての魅力そのまま、見事なKO勝利でした。

 

二試合目。中谷選手の日本凱旋初防衛戦。見るからに減量の影響が…といった開始から、試合中も本調子ではない印象を受けました。それでも右で距離やタイミングを計りつつ、ボディで何度もダウン奪取、結果を見れば快勝。相手のコルテス選手も何度も立ち上がり前に出続けクリーンヒットもあったりと、ガッツさを感じられる選手でした。そして試合後の会見記事も拝見。減量事情や統一戦事情を述べていまして。本人はその意欲があり、ネームバリューのある選手と戦えば自分の評価も上がるというのは道理ですが、試合成立に難儀だったとしても熱望している側の評価は下がることはありません。傍から見れば、この先数階級でも獲れる選手だと思っているので、統一戦ができない(各世界王者様が戦ってくれない)のなら階級を動かす方向に期待したいです。

 

三試合目。那須川選手の二戦目の相手はメキシコの選手。(うろ覚えですが)前回のデビュー戦のときに比べると身体がしっかりしていたのと、パンチが力強くなっていた印象。ボディを何度も上手くヒットさせていましたが、逆に上へのコンビネーションが少なかったような…ラッシュの際も反撃を気にしてか防御比重が大きかったような?それでも非凡なスピードとテクニックをいかんなく発揮しダウンも奪取、盤石の判定勝利となりました。

 

一戦目から見てもほぼフルマークの勝利なのは流石ではあるのですが、一つ気になった点としては対戦相手のマッチメイク。那須川選手は主にSバンタム級ウェイトなのにも関わらず、一戦目二戦目ともに対戦相手は一つ下のバンタム級の選手。試合としては互いに規定体重で行っているのはもちろんではありますが、何故わざわざ下の階級の選手と戦わせるのか、今回の試合においてはSバンタム規定よりもちょい上のキャッチウェイト試合となっていて、グスマン選手からすれば実質二階級上。それとグスマン選手の紹介文”メキシコ王者”というのもどうやらそのままの意味だけではなかったようで、タイトルはまだしも国内23位の選手だったみたい。せっかくのデビューであるのに何故続けて下の階級の選手と戦わせるのか、ゆくゆくは身体をつくってバンタム級でやっていくプランなのでしょうか?経験だとしても…?う~む、自分の頭ではよく分からなかったです。

 

メインは寺地選手の防衛戦。対戦相手のブドラー選手は元同級世界統一王者の実力者。試合開始1Rからブドラー選手の年齢を感じさせない猛攻、寺地選手もガードを固めながら果敢に打ち返す乱打戦。終盤はダメージの蓄積かスタミナの消耗か連打につかまり、寺地選手のTKO勝利。スタミナ勝負の面もあったのか、ブドラー選手は序盤にかけてきたからこその攻めだったと思いますが、その強力な圧に臆せず、寺地選手のその上をいく膨大なスタミナが上回った形となりました。寺地選手の試合はその本人のスタイルといいますか、昔と比べ多少のリスクは介せず肉体に響くような蓄積させるパンチを的確に連打で打ち込み倒しにいくという、見ていて楽しい選手だとあらためて思いました。こういうのも失礼かもしれませんがある程度の被弾をするのも、そのぶん積極的に攻めている証拠なのかなと。ここまでの試合を見せられるともう統一戦が見たいですねえ。ブドラー選手の実力も勿論のこと、試合後の勝者を称える振る舞いも恰好良かったです。

 

 

 

 

詳しくは分かりませんが、明日(22日)も某所でボクシングの試合中継があるんだっけな?うひひやったね。