んで”デビルメイクライ4”をぽぽっとふりかえり。
※ネタバレShow down!※
今の今まで”プラウドソウル”のことを”ブラッドソウル”と勘違いしていました。
自分固有名詞が全然頭に入ってこなくて、初見時の字面の雰囲気に加えてDIEしたタイミングでも獲得できるという仕様から、つまりは”血のソウルだろう”と勝手に思い込んでおりました。すみません。
まずは戦闘アクション面について。
新メインキャラとして登場したネロに関しては、全体的にとっつきやすさ重視といった感じの性能で、近接遠隔魔人化いずれも派手でありながら扱いやすく、そして何より固有デビルブリンガーの面白さ。掴んで大ダメージのバスター、小型敵を手元に引き寄せることのできるスナッチ、大型的に急接近できるヘルバウンド、使い道がよく分からなかったホールドの4種あり、バスターはその単体の気持ちよさもさることながらボス含め敵種類によってモーションが違うという作り込みであるし、スナッチorヘルバウンドを活用すれば次々と継ぎ目なしに攻撃を続けることも可能。イクシードスキル等による操作練度要素もあり、デビルブリンガーのアクション類も含め操作していて楽しいキャラクターだった。
ダンテに関しては、3にあった4つのスタイルを常時切り替えることができるようになったぶん、いずれのアクションも焼き回し感が強く、使いこなせれば動きの幅は浪漫と思わせる反面、使いこなせなければ器用貧乏といった印象で、ネロと比べれば玄人寄りの性能。武器も入手した数だけ切り替えられるようにもなったが初期武器以外は少々扱い辛く、三種切り替え操作の忙しさの面においても、主に1(～2)つのスタイル＆初期武器で落ち着いてしまう傾向になってしまい、性能を持て余している感が哀愁を呼ぶ。
でもダンテがカッコいいからよし。
魔人化強化状態も気持ち良すぎるのでよし。
これは余談ではあるのだが、勢いでLDKモードで始めた結果について。基本的には広範囲に発生する技が多いアクション類ではないので、大多数に囲まれれば連携していても潰されるだけで丁寧にコンボをしている暇はないし、某無双シリーズのように無敵乱舞→どけどけぃ！→汎用グラフィック顔の名アリ武将「おみごとです！＼ﾜｱｱｱｱ／ともなりにくいので、コンボを繋げていく作風とは少し違った仕様の印象でもあった。しかし、アクションは結局のところ気持ち良くなれるか否か。このモードでなければ空を飛ぶ剣orコマor魔人化スティンガーによる爽快感は味わえなかったのだろう。
物語面について。
正直、ここの部分はあまり響かなかった。ネロ含め展開的に王道というか、良くも悪くもシリーズの作風とは違った方向性で全体的に置きにいった印象を受けた。過去作に比べ明るい景色が多く禍々しさも減り、予想を裏切らない展開なのはいいのだが、(ダンテオンザステージはおいといて)これといった起伏も少なかったと感じた。それと敵陣営に対して悪的な魅力がそれほど感じられなかったのもあり、個人的に物語面で一番わくわくした瞬間はミッション1かもしれない。
もうひとつ、キリエについて。自分は”いつか魔力やらが目覚めネロと共に物語のキーキャラクターになるんだろうなあ”などと思っていたのだが、蓋を開けてみれば最初から最後までいわゆる守られ巻き込まれ系キャラであった。これといって落ち目はない？タイプの巻き込まれなので本人は悪くはないのだが、歴代の女性キャラが通してファイターだったため期待していたぶん少し残念、しかしこの部分に関しては先入観にとらわれていただけかもしれない。もひとつ純粋に思ったのが、事あるごとにカメラに抜かれたり顔アップになったりはされるものの、キリエの場面だ！→喋らない、今度は何か言うのかな！？→喋らない、といったように何故か異様に台詞量が少なく、キャラとしての感情がよく分からなかったのが少々気になった。もう少しこのキャラだからこその何かが欲しかった。
4は手堅く作られているように感じられたのだが、シリーズとしての魅力も少々削がれているような印象も受けた。アクションのとっつきやすさもありシリーズ初体験としてもお勧めのナンバリングではあるものの、123と比べ過去作の知識があったほうがいいという観点もあり(というか123は基本再登場キャラがほぼいない)、ほんのちょっとちぐはぐと感じられる部分もあるようでないようで。
とかなんだか言いましたが、目を見張るムービーや映像美もあり、アクション面においてはネロのデビルブリンガーを筆頭に、ダンテ双方ともに動かしていて気持ち良くとても楽しかったです。ありがとうございました。
