人生たらたら

書きたいことを書くだけのブログ

またまたかわゆいキャラ物の貯金箱をいただいたので、気分はうきうきです。でもその中に入れるべきものがないので、ぼくの心は冷えてゼラチン状に固まってしまいました。インテリアとしての見栄えはあるでしょう、しかし本来の用途で活用されることのないその笑顔の姿に涙をこらえられずにはいられません。その悲しみを背負わせてはいけない、そう思い立ったぼくは手元に置いてあった財布を拾い上げます。中身を覗くと十円玉が2枚、五円玉が1枚、一円玉が2枚入っていました。ぼくはそこにあった十円玉をその貯金箱に入れてみました。かららんころろん、箱の中で小気味の良い音色を立てます。なんだかぼくの心は一段と悲しくなった気がしました。ごめんね、貯金箱としての使命を与えられて生まれてきたきみにたいして、ぼくではきみの力になれないんだ、ごめんね、と懺悔をすることしかできません。どのような気持ちを向けようが悲しみに暮れようが、きみの笑顔は絶えることなく、その場で佇んでいました。

 

 

 

 

そういえば、今までの人生で貯金ってした(できた)ことないなあ。

 

そもそもの収入があったこと自体ほんのちょっとの期間で話にならんのですけど、初収入は何に使ったっけ…確かその当時欲しかった家電と親に晩御飯代出したくらいだったはず。いやはや、貯金しようにも貯金するための金がないのでこれにて話は終了してしまいました。貯金箱がかわゆくてウヒヒしているという単なる幸せ話です。