家電量販店をぶらついていて、ふと思ったことが。
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照明器具コーナーに何の用も無く立ち寄った際に違和感、直感蛍光灯の照明って無くなったの???なんと説明すればいいか、どれもこれも蓋をかぶせたカンジのLED照明ばかりで、蛍光灯を一本一本差し込む式の照明が見当たらなかった。
自分の部屋は未だに昔ながらの紐カチ蛍光灯で、限界が来るたびにいちいち蛍光灯を買いに行かねばならない。まあ時代の流れだし合理的でもないが、家電屋さんに置いていない、とまでは思ってもいなかった。
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家のリビングの照明は長らく紐カチ蛍光灯だったが、数年前に円形蓋付きLED照明(名称は知らん)に買い替えた。古かろうが使えるもんは使う、という我が家ではあるが、蛍光灯を買い替えるにあたって、とある出来事があったのだ。
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当時の自分は、朝起きて、台所で新聞とチラシを流し読み、コーヒーを淹れ、録画していたドラマを見にリビングに向かった。リビングの端に置いてある椅子に座ろうと、部屋の中心に設置されている照明の下を通った。
ガシャン!!!
自分が下を通ったその瞬間、照明器具がまるまる落っこちてきたのだ。
蛍光灯諸々全て割られ、その場は散乱していた。頭上の真後ろにそこそこな重さのワレモノが落下してきた、という状況。数秒間あっけにとられ、コーヒーカップを持ちながら動くことができなかった。
チリ取りで弾け飛んだ照明の残骸を片付けつつ思ったのが、もし、あと数秒早くその場に辿り着いていたならば、自分の脳天に直撃していた、ということ。創作アクション物みたいに、突然の落下物に反応してあしらうなんてことは無理だ。特殊訓練など受けたことはない。
重症化かどうかはともかく、頭を切っていたかもしれないし、病院行きだったかもしれないし、家族が誰かに発見されるまで血を流しながらリビングで倒れていたかもしれない。
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つまり何が言いたかったというと、新聞の最初めくったときの四コマ漫画を見ていたおかげで救われた、ということだ。もしこの四コマを数秒間見ていていなかったら、今の人生どう過ごせていたかは分からない。ありがとう、新聞に掲載されている四コマ漫画。