人生たらたら

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空手チョップ

恋は雨上がりのように”。

 

確か昔深夜にアニメ版が放送されていて、偶然目にしてから最終回直前?まで見ていました。何故か最終回あたりは見なかった気がする。ラストダンジョン症候群のようなものか。

 

その後、(何の作品を見に行ったかは忘れたが)映画館に行ったときに、”恋は~”の予告の看板?やらチラシが並んであって。映画化されることを知りました。

 

早速チラシを見てみたのですが、確か当時”店長役に大泉洋さんはなんか違くね?”とそのままスルーしていた記憶があります。アニメを見ていてもう少し気苦労して少々窶れている雰囲気というか、ボーっとしてるというか、個人的にそれが堤真一さんのイメージだったので。実際は作中の年齢と10程違いがあるもののまあ雰囲気の話ね。

 

その為映画館では見ませんでしたが、先日DVDを借りて見ました。許して電子書籍版で原作漫画全巻買ったから許して。なので見た順はアニメ→漫画→映画です。

 

 

あらすじ。

 

”16歳の女子高生が45歳のファミレス店長に こーいしちゃったんだ たぶん 気付いてなーいでしょう”という話。冴えない中年とか言ってますが、ファミレスの店長って凄くね?ネタバレ少々、未読はお帰り。

 

 

先程言ったように、店長役に大泉洋さんは???でしたが、その他のキャストさんは違和感は特になし。あきら役に小松菜奈さんはピッタリ、全体的にも良かったと思います。

 

吉澤くんが最初からファミレスでバイトしていたり、吉澤くんが石焼きビビンバ熱入れすぎ役になっていたり、ユイちゃんが吉澤くんのこと好きになったりとかはなかったし、吉澤くんの短くなった前髪はユイちゃんに切られたものではなかったし、まあ細かい設定変更はちょこちょこと。やはりメインはあきらと店長ですから。

 

基本的に原作をなぞる感じ…なのですが、個人的にもにょるシーンがそれなりに。

 

原作の”店長に子供がいる”ことを知ったあきらが”!!!”となり、その後”バツイチ”と知ったあきらが”(先程とは違った意味での)!!!”となるのが好きなシーンなのですが、その反応場面はバッサリ。というか映画版あきらは原作より表情豊か寄りですね。

 

映画版は店長との映画館デートの後に、店長が行きたい所に行きたい、とそのまま話の流れで図書館に行くのですが、店長が自ら小説を書いている(書いていた)と暴露したのも性格的に違和感凄いですし、その場面の台詞”普段本を読まない橘さん(あきら)がここに来たということは、どこかに橘さんを呼んでいる本があるのかもしれない”と続きますが、本人の知らない所で店長が本を好きなことを知り、自発的に図書館に行って偶然店長と遭遇した原作あきらと違って、映画版の流れでこの台詞は辻褄が合っていないような気がします。とりあえず原作台詞言わせました感。

 

あと細かいところですが同図書館のシーンで、あきらが陸上の本?みたいなものを見るのですが、映画版はそれが主張しすぎかな、と。原作のチラッとくらいが良かった。

 

 

終盤はもう原作には無いところのシーンが足されてる…肉付けというか、台詞がなかったシーンに台詞が追加されていたり。すみません、正直全て蛇足と感じました。映画のかけっこ指南海シーンのときに店長があきらに言った台詞、原作だと最終巻初詣帰りのタクシーに乗ったシーンで言った(台詞自体は無い)会話内容と同じだったのでしょうか?

 

それとEDの陸上復帰したあきらと店長が再会して話をするシーン。あれも…いらなかった。原作では描写が無かっただけで、実は裏でこんなやり取りがあったのかもしれませんが、なんか…うーん…という感じ。原作はなんかススーっと店長(orファミレス)から離れたイメージだったので、そっちの方が良かった。”橘さんからもらった手紙は読まずにいる、もう何が書いてあるか知る必要がないのだから”というシーンも好きだったんだけどなぁ。二人の関係はその後どうなったんだ!?くらいの雰囲気が良かったのに。映画ラストのなんか変に交流を続けるような流れに違和感。なんか中盤~終盤に掛けての展開が惜しかったような気がした。

 

 

映画の総括。

 

小松菜奈さんがかわよかった。

 

(可愛くて良かった)