やはり自分は豪快なホームランなどよりも、守備走塁、小技に凄みを感じるタイプの選手の方が好きだ。今に例えるとライオンズ源田の守備をふら~っと見ては涎を垂らしているような人間だ(今シーズンはちょいちょいポカしているような気もするが)。
16日の今シーズン50試合目、プロ初スタメンにて猛打賞、猛盗賞でリーグ盗塁王に躍り出た和田。
先日の活躍で、右投手先発の時はある程度スタメンで起用してくれるのではないかと。まだ実績自体はないので、これからの凡退時の内容、意識次第といったところだろうか。願わくばこのまま出場の土台を築き上げてほしいが、やや出来すぎた感も否めない。シーズンを通すにあたって体力の面でもまだ未知数であるし、見ていて少々スライディングが危険のようにも感じる。この辺りも他の外野陣と調子の兼ね合いで調節してもらいたい。
ネガティブな頭なのでマイナスのことばかり浮かんで申し訳ないが、昨日は相手投手バーヘイゲンの全体的なクイック、二打席目にて変化球があまり合ってないように見える状況で追い込んでから捕手のサインに首を振り、一打席目に打たれていたストレートを投じヒットにされた、などはあった。
もちろん、精神的にも丸々含めて投手と打者の対戦でもあるし、ストレートをヒットにしたこと、そして三打席目に変化球をヒットにしたことが素晴らしい。
やはり気になるのは対左投手だろうか。後ろの二打席とも結果としては手が出ないような三振だった。
相手投手は堀、宮西。どちらも角度を付けた球を投じ、もちろん宮西は日本トップレベルのリリーフ左腕。だが宮西以上の左腕はほぼいないので対戦、バッターボックスで球を見ることができた、と考えればとても意味のある打席だったと思う。それにファールを打てたのはとても良かった。
思い切りのいいスイングが魅力の選手ではあるが、やや分が悪い投手相手には粘り、四球をもぎ取れるようになったら、もっと驚異的な選手になるかと。まあまだ試合に出て日が浅いし、これからの活躍に期待。守備に関しては、そもそも守備機会をあまり見られていないのでわからん。
それともう一つ思ったのが、打席でセーフティを織り交ぜても面白そうかな~、と。ルーキーイヤースーパー荻野の衝撃がやはり頭にこびり付いている。所々で不意を突くようなセーフティは見事だった(ランナーなしではなく、一塁ランナーがいる状態での送りバントシチュエーションで足が速すぎて一塁もセーフになる、というのも多かったが)。内野陣をも揺さぶれるような選手はそうそういないし、なれる選手だと思う…が、選手一人一人の個性は全面に出してほしいので、今は気持ちよくプレイしてほしい(文が支離滅裂)。
兎にも角にも、怪我だけは気を付けてほしい。試合に出られなくなったら元も子もないので。
次はトシくんの番だ。目指せ猛本賞!