ゴミの日だったので、先日不意の事故で失ってしまった、とあるブツを片っ端から袋に入れていた。
ゴミと言ってしまうのは…まあ、もう捨てるしかない状態でゴミ袋に入れて送るわけなので、種別的にはゴミとなる。そこはもう考えたってしかたない。誰かにとって価値のないものだとしても、違う誰かにとっては価値のあるもの、という考えは人の数だけある。
こう、それまでの時間や思い出が次々と浮かんでくる状況のもと、ひとつひとつ袋に入れていく度に喪失感が増されていく。
行かなきゃ…と重い腰を上げゴミ集積所に向かう。そう長くもない道のりが、遠い。心の中でお別れをし、袋をその場へと置いた。
さらば、若かりし頃の青春。