りんごを切ろう!
さて、皮はどうしましょうかね…自分は食べられる皮は全力で食べ尽くしたい派なのですが、”りんごの皮一筆書きデスマッチ”には挑戦したい性分なのです。結果りんごの皮をむき切り種をえぐりとったあと、二つに分かたれた身と皮を皿に両方添えて食べる、という食事風景が繰り広げられているわけです。
まあいつも通りのルートでいき………ん?
そういえば”果物ナイフ”っちゅーもんもあったんだった!!!
なんだかんだなんにでもホウチョウの自分、昔からあったはずなのに一度も使った記憶がない。せっかくだから使ってみようかな…どうしようかな…せっかくだから使ってみよう。
指の皮を切った。
いやすみません、これは不意に起きた出来事ではなくて、こう…わざとというか自発的に削いだというかミリ程度の切り込みを入れたというか、自ら血を流したというか。なんかナイフの刃を眺めていると突如その衝動が舞い降りてきたというか。はは。なんだか不思議ですね。
自分は俗にいう自傷癖はないんす。不定期にセルフ全身殴打会は開催されますが、痛いのは嫌だしあくまで一過性のものだし、まあその…そういう気分の日ってあるじゃないですか。当然のことではありますが自分以外の対象、という意識も全くありません。
なんすかね、指からしたたる血をなんとはなしに眺めているときの感情。どきどきなどの興奮系のものでもなく、どちらかといえば落ち着く?系なんすかね。小さい傷なので目立たなく気が付いたころには止まっているので安心ね。でも血が止まったかな?といった進行度のあたりでチクリと痛む傷跡をぷちぷち追撃して再度追い流しさせるのはなんか…はい、あ~…ほ~んという感覚ですね。
今になって思うのは果物ナイフさんごめんなさいです。滅多にない出番が来たと思ったら切ったのは人の皮、というのは本当に申し訳ない。まあそういう日もあるよね。