人生たらたら

書きたいことを書くだけのブログ

首位攻防なのだ

おそらく誰も知らないだろうけど、26日現在首位なのだ。

 

 

一時期は調子良いが、それを超えると一気に失速してしまうチーム特性があるものだから、この時期にこの位置にいることはとても素晴らしい。

 

露骨に失速してしまうということは、主力陣が調子を落としてしまった(怪我をした)ときにフォローできずにそのままズルズル落ちていってしまう、つまり選手層がさほど厚くない、ということともいえる。

 

今年はここまで、層を補う補強が上手く機能していて、一選手が調子を落としてしまった際にまた別の選手がカバーできていて、それが現在この順位にいる要因だと思う。

 

 

先発陣は石川が復帰し、不安もあったが堂々の投球内容、佐々木(朗)も台頭、補強のロメロも圧巻の投球だったが怪我でこの先分からん、二木、小島(OJIMA)、岩下、石川、美馬の後の六番手を誰で埋められるか。ルーキー河村が五輪前から先発で三連勝中なので今後も期待。鈴木、本前も含めロングリリーフ継投でもいいかもしれない。

 

リリーフ陣は盤石の佐々木(千)と益田に加え、横浜からトレードで加わった国吉も(ボール荒れまくりながら)立派な勝ちパターンとなっているし、先日唐川も怪我から復帰、リリーフ陣には信頼を寄せているのでここは心配していません。打たれたらしゃーない。

 

まあつまり。

 

中日から移籍してきた加藤匠馬捕手様様、ということです。

 

 

自分はそんな詳しくないので、移籍時は”あまり打てないけど強肩の捕手”という印象しかありませんでした。ですが、加藤がスタメン捕手に居座ってからというもの、先発陣がとても引き締まったというか、”先発が試合をつくる”試合というものが増えたような気がします。”捕手のリードは結果論”というようなことを某OB選手が言っていましたが、そのまま結果論とするのならば、”試合に勝てている加藤捕手のリード”は秀でている、ということでしょう。

 

捕手のリードというか考え方というのは、単純に一捕手だけの要素ではなく、その球団の投手の性質に加え投手コーチ、それらを加味しての結果なのだと思います。なので加藤捕手のリードはこの球団の投手チームに合っている、ということともいえます。間違いなく今チームのキーマン。

 

 

野手はシーズン終盤にかけて段々と調子を落としてしまっているときに、時折爆発する選手が現れてフォローできているのが素晴らしい。一軍復帰の藤原はあれよと月間MVPの活躍、(あまりにも短すぎたが)安田も打点を稼いでいた期間もあったし、今月は藤岡(YUDAI)が絶好調、そしてとにかく荻野、レアードが一定の調子を保っているのが大きい。

 

打撃陣はちょい懸念の面もある。キャプテン中村(奨吾)が調子を落とし、藤原も8月終盤から調子が上がらない、マーティンが骨折で今季絶望、結果レアード頼みの展開になりつつある。打撃陣は直近の試合で奮闘している佐藤(都志也)に期待。その間に他の選手も調子上げてもろて。

 

う~ん、奨吾は何かチームバッティングを意識しすぎているような印象。当てるだけの凡退とか中途半端なスイングで三振、という感じが増えたような。思いきってのスイングができていないように見える。最近バントをよくしていますが、どうなんだろ…

 

センターラインの守備を考えると、捕手加藤、セカンド奨吾、ショート新戦力のエチェバリア、センター藤原、となかなかの固さを誇っている。総じて打撃成績では(現在の調子含め)少し見劣るが、エチェバリアも僅差ゲームの試合を決定付ける超ファインプレーを連発しているし、他の選手の守備力も言うまでもなし。守り切れ。

 

 

そして次の三連戦カードは一位二位の直接対決、そして丁度三ゲーム差という状況。胃が痛くなりそうな試合ですが、この時期にこの位置で首位争いしているだけ幸せ、という感情ですね。鬼に笑われるので後先のことは考えません、戦力で圧倒しているわけでもないし、常勝球団でもありませんから。今カードなんとか三タテだけは防いでもらってほしいです。

 

なんだっけ…昔どこかで見た画像なんですけど、05年の日本シリーズで二連勝のあと、移動日挟んだ際のファンインタビューにて、その方が”ここまでは出来過ぎ、あらためて気を引き締めていきたい”というようなことをおっしゃっていて。

 

”兜の緒を”の精神、大事にしていきたい。