人生たらたら

書きたいことを書くだけのブログ

W4-2

誰に謝っているのかはどうでもいいとしてすみません、本日の中継をつけた瞬間諸事情がありまして即映像を消し→頃合いを見計らって付けようと思っていたら既に第一試合目が終わっていました。もうすっかり日本興行のレギュラーとなったオラスクアガ選手の試合は期待していたのですが、見直してみたところ偶然によるもの?場の流れによるバッティングの影響で1R無効試合といった結果。頭と頭は流石に危険。

 

 

第二試合目はWBO世界スーパーフライ級12回戦、王者田中恒成選手対プメレレ・カフ選手。田中選手はあらためての同級初防衛戦、カフ選手は10勝8KO無敗の剛腕。開幕は互いに様子見の静けさ、左の刺し合いは田中選手がリードといったところ。カフ選手も徐々に接近戦へ持ち込み、上体を揺らしながら鋭い左フックを振っていく。打ち合いで目立つのは田中選手のボディとカフ選手のフック、紙一重の攻防。第5ラウンド下がってのカウンター傾向のカフ選手が見事なダウン奪取。それでも立ち回りはさほど変わらず左を出しながら下を叩く田中選手とやや下がったままのカフ選手は変わらず、終盤にかけてははボディの積み重ねにより傾く展開、しかしカフ選手も負けじと立て直す。試合終了間際の打ち合いも経て、結果はカフ選手の判定勝利、新王者誕生となりました。カフ選手のカウンターでのダウン奪取、中間距離からの打撃、何度もいい角度でボディを叩かれながらも耐え手を出し続けた、その戦い抜いた見事な結果だったと思います。田中選手は接近戦に分があり後半からのボディ打ちや猛攻もありましたが、中距離に付き合いすぎたのと、カウンターを狙われているのを見越した上でも終盤ボディへの手を止めてしまった点もあったかなと思います。

 

 

 

第三試合目はWBOアジアパシフィックバンタム級王座決定戦、那須川天心選手対ジェルウィン・アシロ選手。那須川選手はプロ5戦目で初のタイトル戦、アシロ選手は9勝4KO無敗の選手。天心選手は左を出しつつ様子見、カシロ選手は前のめり、ラウンド終盤には天心選手のいいタイミングでの打撃。そこからは両者遠い距離からの飛び込みとカウンターの攻防。以降はどちらとも傾かずの展開。終盤はダウン奪取もあり天心選手のペースに、結果は天心選手の判定勝利となりました。天心選手は前回に比べやや攻め気が鳴りを潜めた感じもしましたがフルラウンド戦い抜いた、アシロ選手は動きに思い切りがよく、スピード含め様々なテンポや角度を付けた打撃、特に右のストレートがよく光っていたと思います。

 

 

 

 

第四試合目はWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦、王者中谷潤人選手対ペッチ・ソー・チットパッタナ選手。中谷選手は二度目の防衛戦、ペッチ選手は30歳にて77戦76勝53KO1敗のトンデモレコード、サウスポー同士の組み合わせ。立ち上がりから中谷選手の右リートを軸に左も的確に当てていく、ペッチ選手も遠い距離では分が悪いのか接近戦に持ち込もうとするも、中谷選手の迎撃、カウンターからのダウンを奪っては追撃の左、結果は中谷選手の6RTKO勝利となりました。似たようなリーチの選手相手に遠い距離でも近い距離でも迎え撃ち的確に対処、やはり目を見張るのは相手の芯に響く角度での多彩な軌道、相手の上体の動きを見て角度を合わせてそこに拳を通す、あらためてそういった点が素晴らしいと思いました。ペッチ選手も戦績に違わぬ内容、何度も効果的なパンチを貰っても耐えて打ち返す、タフネスとガッツも凄かったです。

 

 

 

 

ってもう防衛戦はよくないですか?駄目?階級上げ?ちなみに自分が統一戦統一戦うるさい理由としては、私は何度でもいう、純粋にその階級のてっぺんを決める試合が見たいだけです。よろしくお願いします。