だいぶ前にサービス終了した”かんぱに☆ガールズ”がりぼーんされた、ということで。あれ?事前登録していたはずなのに通知も何もないぞ???事前登録報酬なんてのもないぞ???やったつもりで出来ていなかった?確か”Xと連携しろ”みたいなので萎えて断念したんだっけ?忘れちゃった。いいよもうそういうSNS連携は。
さっそくお触り。
新キャラ?のチュートリアルと共にタップタップ。戦闘画面は前作と同じ、数少ない社長要素だった選択式のガチャシステムは撤廃→テンプレガチャ方式に。さっそく最初の引き直し可能ガチャを引いてみたのだが、前作キャラも登場するもののキャラ立ち絵も戦闘3Dグラも文字通りの使い回し。
操作面について。
まず気になった点は、画面全体から漂うUIの見辛さ、そして謎の長ロード時間、システム面についても分かりづらく、画面の切り替えも多く、都度ロードもはさまり、常時ガクガクしているとともにとにかく動きが全体的に重い。端末のスペックどうこうでもなしに、このグラフィックのどこにそんな負荷がかけられているのか、戦闘画面でもガクガクし謎の間も生まれ、キャラ攻撃時のモーションと効果音もズレる、一部スキルを発動時画面が固まりノイズが発生するなど端末にもダメージを与えるような怒涛の負荷。とにかく重い、遅い、同期もおかしい、演出もバグっている。パッと触っただけでもとても擁護はできない、最適化もへったくれもない。ハイクオリティな造形らまだしも、現代の上質なグラフィックでも高品質な3Dでもないのにこの有り様なので今作品についてどう受け止めればよいか分からない。というか端末へのリアル削りが怖い。
戦闘バランス面について。
とにかく敵が強い。よくあるソシャゲRPGの流れとして、俗にいうストーリーモードのNORMALを例に挙げるとすれば、基本的に進行自体はサクサク、随時解放される追加システムとドロップ品の素材や経験値などで進められ、時折ボス戦などの節目の戦闘にて一歩二歩踏み込んだ編成育成して突破、といったバランスだと思う。しかし今作は道なりの敵なのにやけに強い。開幕数ステージの時点でパーティ戦力値を上回られる。
それまでに至る要因とすれば、キャラクターのレベルアップ素材の要求量が多すぎてレベル上げ自体が厳しいのと、装備を制作できるはずのクラフトシステムに関してクラフト素材を入手できないせいで利用できない(実質丸腰進行)、びっくりするくらいキャラクターを強化できないのだ。もちろん、ソシャゲ定番の経験値アイテムやゴールドスキル強化クラフト素材獲得などの稼ぎステージも別に用意されている…のだが、その稼ぎステージでさえ最初から敵が強すぎて稼ぎができない。
キャラを強化するための稼ぎステージであるはずなのに強化前では勝てない、ただの本末転倒調整となってしまっている。そもそも新要素が開放されたのならば、軽めの素材を与え一度体験させるのが事として当たり前であろう。
ソシャゲ定番装備と属性を考えろ!などの見方も、そもそも序盤でキャラが揃っていないうちに取り組みようもないし、属性うんぬんの要素を響かせるのも難易度NORMALならば中盤以降もしくはHARDから、他ではイベントクエストの高ランク帯やPVPなどのやりこみ部分からの立ち位置、作品開始数ステージでぶつかっていい壁ではないと思う。それとターン?時間経過?で発動できる”社長スキル”も、謎のアクションコマンド要素が足され、それでいてどうやればいいのかもタイミングもよく分からなかった。この要素いらないのでは。
世の中には”リリースされたばかりのアプリゲー”もしくは”追加DLC前提の作品”における”コンテンツをやりつくしてしまって早々にやることがなくなった”、といった表現も見受けられるが、今作はメインを進めるにも敵が強くて進めず稼ぎを行おうにも敵が強くて強化できず、逆の意味で”やることがなくなった”、珍しい結果となった。今できるのは、探索(時間経過で自動的に報酬が溜まっていく)による報酬でキャラ強化素材をリアル時間で待つことだけである。なんだこれは。
敵が強いという点については、言い換えれば歯応えがあるという考え方もあるかもしれない。自分がよくわかっていないだけで良い進め方があるのかもしれないし、システムを理解していない自分が下手なだけかもしれない。スキル発動するかどうかのセミ?オート戦闘で、キャラの数字以上にやれることがあるのかもしれない。
そもそもの話、前作よりもテンポも爽快感もなくなり、触っているだけで端末が悲鳴を上げるので、一作品としてそれ以前の問題である。
前作からの使いまわしなのもあって遊べるベースとしては最低限あるのだが、いかんせん劣化した点ばかり目立ってしまっているクオリティである。UIは独自のデザインをしないせいで安っぽさもあって区切りがわかりづらい、配置もわかりづらい、そもそもの土台の時点で重い、とにかく重い。
辛辣な言い方になってしまったかもしれないが、自分は前作をプレイしていたぶん、雰囲気を損ねずの純粋なアップグレードを期待していたのだ。それだけの気持ちなのだ。蓋を開けてみればなんとも反応に困ってしまう、以上は贔屓目も含めての感想である。