ようきにおゆをいれて、すうふんまって、もろもろすんだらごみばこにぽいっ。それがおなじようにできたらすぐすむはなしなのに。
まわりとくらべられることではないけど、じかくしているだけましなくらい。どんぐりのせくらべていどの。
くらいね。あさひをむかえるたび、まぶしいはずなのにくらいね。
あめふらないなあ、ひさしくあめをかんじられていないのは、きのせいなのかそとをかんじられていないからなのか。
ひとけのないせかいで、かおくにあたるすいてきのおともふくめ、あめがふりそそぐおとがこいしい。あめふらないかなあ。
なんでこうなるんだろう。こうなったというかこのままというか。
いえのなかに、とあるむしがいたんです。
たたくでもなく、すこしのあいだながめていました。ちいさなむしであるのに、おおきいなあと。じぶんよりなんばいもおおきい。じぶんはなんてちいさいせいぶつなんだ。
むしはそのままそとへ。
どうということもない、じぶんでみちをさがし、じぶんのみちをあゆむ。なんてうつくしいすがたなんだろう。