人生たらたら

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膝屈伸伸伸

てなわけで”クライシスコアFF7リユニオン”をクリアしたので、パパっと感想を述べていきたいと思います。

 

 

 

 

※ネタバレマテリア注意喚起まほうみだれうち※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~まず戦闘面~

 

今回の自分のプレイスタイルとしては、難易度はノーマル、ミッションはアクセサリ枠解放ノルマのみ。アクション面に関してはちょいちょい攻撃モーションと攻撃判定のタイミングがズレていた敵もいたが、基本サクサクッと撃破していける具合で、最後まで詰まることもなく、TIPSの文字通りストーリー重視の調整とされていて良かった。楽に避けられる攻撃はおいといて、下手にコロコロするよりかはガード↔攻撃(回復)でちくちく進めたほうが安定。

 

シリーズおなじみマテリアについては、単独キャラ操作のぶん、6つのコマンドを瞬時に行える部分はとてもよかった。他のシステムとして”合成システム”の存在により、レベルMAXになって経験値が勿体ない侍登場→控えと入れ替えるにしろレベルの低さや属性被りによる戦闘力低下の懸念、といった現象が方向を変えて和らいだのは良いと思った。

 

それでいてややマテリア成長の速度が遅い?ようにも感じたが、まあ、やりこみ要素の部分なのかと。新しい合成マテリアだ!→レベルMAXじゃないから駄目です笑→また新しいルートだ!→半端は駄目です笑→といった流れが多発していたので、レベル含めもう少し合成に至るまでを手軽にしてボーナスの種類や数も増やしてくれたらよかったかも。結局自分は三色魔法&ケアル&リジェネ&初期コマンドである回転攻撃(→ストップターン)で駆け抜けた。シンプルにコストの軽さと周囲攻撃が便利なんだこれが。

 

 

 

 

~根本なはなし~

 

リマスター元は存じ上げていないのだが、今作が7リメイクに倣ったような演出となっているからなのか例の”間”がとにかく多く長い。ムービーパートならばどれほどこだわって間も調整して好き放題クリエイティブしていいのだが、通常シーンにおいて会話をするにしろモーションがはさまれるにしろ、隙あらば謎の間が発生して進行のテンポが悪いのは気になった。いろいろと探索したさはあったが結局やらなかった。

 

 

 

~ストーリー~

 

前日譚としての物語を知りたくてプレイしていた感覚。細かな伏線含めこうして7本編に繋がったのか、と知ることができたのはとても良かった。それと前にも述べた気もするが、やはり7本編を一度プレイしてから今作を触ったほうが良いとも思った。今作の物語面としてはどちらかといえばあっさり気味で、本編を触りそこへと至った、またその後の道筋を知っていたからこそ楽しめたのかも、といった面もやや感じたのもあり。

 

最後の場面へと向かう道中について、少し思うことも。

 

ニブルヘイム屋敷から出発してからの少し間は胸がキュッとなる瞬間もあったのだが、演出的にどうにも”なんとかなってね?”と感じる展開が続くのが気になった。他キャラがちょいちょい顔を出すことも加え、場面が切り替わっては”まだなんとかなってる?”進んでは”まだなんとか?”次も”まだ?”を繰り返し→なんだか唐突に最後の戦闘へと突入、”あっ、あ、このタイミングなの?”というように受け取ってしまった。

 

何故そう思ってしまったかというと、逃亡中であるのにも関わらず”追い詰められている感”が感じられなかった部分にあるのかと。ザックス自体の前向き要素はキャラとしても魅力的に映りそこは良い部分だったのだが、どうにも逃げ場のない、見えない苦しみや絶望感がさほど感じられないため、物語としての状況に思いっきり没入はできなかった。絶望感という意味では、野宿中の就寝中に軍が攻め寄せては同行者をかばいながら戦い抜きひたすら傷を負い心身共に日に日に消耗し続けるとか、食料補給などで村や町に立ち寄るも既に手配書がまわっていて兵も常駐、見つけられては三度追い詰められ消耗させられるとか、毎日毎日自分で自分を手当てし続けるとか、徐々にその間隔が狭まっていくなどなど、とにかく救いのない状況を冷徹なくらい描写させればさせるほど高低差が生じ、どんなに追い詰められて苦しい状況になろうが、それでも目から光は消えず前を見続けるキャラとしての姿、といった対比も生まれる。

 

作中ではとにかくザックスが元気(のように見えて)、それぞれ事情あるにしろ同行者を置いたまま所々寄り道したり(とある重要キャラとの護衛や別れもあるが)、なんだか突然ダンジョンマップがはさまったり、これといって脈絡もない?キーアイテムを集めてこい→丁度ひとつ足りなかった→戻って走り回って探したり、正直”今自分は何をしているんだろう…?”とも思ってしまった。もっとこう、ニブルヘイムの場面からは怒涛のイベント攻めで徐々に現状へのやるせなさを増幅させていきながらも再びあのキャラへと会いに向かう展開のほうが…なんだか不自然にゆったりしているようにも取れてしまったゆえの感想。

 

 

 

~クライマックス~

 

先述の通り場面に入る際にやや急展開感があったのと、タークスのあっさりさがちょい気になったが、専用のスロット演出を含め(結局スロットシステム自体の存在はよく分からなかった)、とても良い場面だったと思う。今更な話だがとにかく音楽がよく、戦闘中の演出含めいたたまれない気持ちともなっていた。

 

 

ここで先に謝ります、ごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

あ、あぁ…あぁぁ……と戦闘終了。泣き虫ブ無職な自分はここから一気にグッときてしまい顔中から汁が噴き出す一歩手前の位置。そこに流れたるはクライマックスシーンを彩る楽曲。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(スンッ…↡↡↡)

 

 

無論、楽曲や歌手の方がどうこうではありません。このタイミングで唐突に日本語歌唱の楽曲が流れてきたものだから、これまた唐突に現実に引き戻されたんですね。えっ、あ、ああ…これ歌ってるのあの歌手の方だ~とか、あ、そういえばPS本体の熱大丈夫か!?とか、テレビドラマの終わり際で楽曲が流れてくる感じかあ~とか、歌うまいなあ~とか、正直このタイミングで流すには楽曲の存在が浮いていたように思えて、昂った感情がこれにより急降下。もうこの瞬間から意識が現実世界の自分の頭の中へと移ってしまったわけです。

 

それならばレ…風のコーラス調での原作アレンジBGMを流すとか。例えばエアリスのテーマアレンジから始まり、ラストのバスターソード描写へと向かうまでのシーンにかけて7メインテーマアレンジで壮大に仕上げてそのままスタッフロール突入、スタッフロールの楽曲切り替え時に先述の楽曲をまわすとかであれば雰囲気が損なわれぬまま、汁という汁がスプリンクラーされていたことだと思う。

 

 

 

 

 

 

~さいごに~

 

 

 

おもしろかったです。

 

 

戦闘面はシンプルに音楽面も流石。やはり一番は物語面、本編に至るあれこれが知れたのがよかったです。個人的に今作で一番好きな場面(状況?)は、物語終盤カンセルからのエアリスに関してのメール。本編にてああいった姿だったのはそういうことかあ~ほぉぉん~といった間接的にしみじみと感じられた場面となりました。以上、ありがとうございました。