人生たらたら

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七七

第一試合目はウェルター級6回戦、加藤大河選手対ドン・シ選手。中国のドン選手は1勝1KO2敗、加藤選手は5勝2KO2敗という戦績。やはりウェルターともなると両者見合う絵面だけでもかなりの迫力。序盤はお互い緩急をつけながらの探り合い、加藤選手は手数が控え目ながらもドン選手の攻め気の隙間に拳を通していく。第3ラウンド以降スタミナ面によるものなのか動きが落ちてきたところへ加藤選手の攻め、所々ボディも効果的に、結果は加藤選手の判定勝利となりました。加藤選手はKO欲の強さからか上を狙い身体を伸びきって空いてしまったところに被弾、という場面も多く見受けられましたが、それも選手としての魅力のひとつだと思いました。

 

第二試合目はキャッチウェイト6回戦、ワン・ハオ選手対横山葵海選手。中国のワン選手は2勝2KO、横山選手はプロデビュー戦。立ち上がりから横山選手のスピードが際立ちワン選手は翻弄され初回からダウン。2ラウンド目も続けて圧倒、横山選手のKO勝利となりました。横山選手はその速度もさることながら振りは小さく、それでいて衝撃の瞬間は相手に響くような強さも感じられました。ワン選手も短いラウンドでのKO歴ということで決して楽な相手ではなかったと思いましたが、相手にほぼ何もさせずに持ち味を発揮させない、圧巻のKO勝利となりました。

 

第三試合目はライト級8回戦、チャイヤラット・サワンソーダ選手対関根駿選手。タイのチャイヤラット選手は10敗はしているものの8勝のうち6KO、関根選手は5連続KO勝利中。初回はチャイヤラット選手の様子見というかのらりくらいという動き、第2ラウンドからはボディを主軸に関根選手の手数を増しての攻め、関根選手の3ラウンドKO勝利となりました。なぜ2つ階級上げての試合だったんだろう?

 

第四試合目はライト級8回戦、村上雄大選手対一道宏選手。一道選手は8勝のうち6KO39歳のボクサー、村上選手は日本同級2位の24歳という年の差15歳対決。開幕は互いに距離を取りながら落ち着いた出だし。やはり一道選手のパワーと動きのテンポもあってか村上選手は手こそ出すも主導権はなかなか握れず。そのままの展開で進み判定によって村上選手の勝利となりました。近距離含め一道選手のパワーが発揮させられなかった試合だったと思います。

 

第五試合目はスーパーフライ級8回戦、パイ・パーロップ選手対重里侃太朗選手。パイ選手は41歳37勝28KO4敗、重里選手は6勝2KO1分という戦績。序盤からスピードとリーチ差を生かしての重里選手の攻め、ロープ際での攻防が目立つも、パイ選手も被弾しても構わんといわんばかりの重い一発を打ち返していく図式。重里選手はヒッティングによってカットしてしまいラウンドを経てパイ選手による左クロスでのダウン、しかしそのまま飲み込まれず攻め続け、判定により重里選手の判定勝利となりました。パイ選手のパワーとタフネスを素晴らしかったですし、重里選手のダウンを喫してからのラウンド間の凌ぎ、そして次ラウンド以降の立て直しも見事だったと思いました。

 

第五試合目はキャッチウェイト10回戦、ウィラーワット・ヌーレ選手対堤聖也選手。ヌーレ選手は4勝2KO、堤選手の主戦場ではない?ウェイトでの対戦。世界タイトルを見据えている選手が上の階級でなんで?とその辺りの事情を調べみてると、WBO世界バンタム級王者の武居選手が9月に指名試合を指令されていて→一位のガバリョ選手が敗北の番狂わせ→本日7月7日セミに試合が予定されていた人が一位となり9月の指名試合に向けてキャンセル→本日の堤選手の試合が代役として急遽組み込まれた、といった流れだったみたいです。そういったウェイトも含めての事情があってこの試合はどういう風に見ればいいんだろう、とも思いましたが、いつもの階級とは違う試合で結果として怒涛のボディ攻めからの見事なKO勝利でした。

 

第六試合目メイン、スーパーフライ級12回戦。WBA世界王者井岡一翔選手対IBF世界王者フェルナンド・マルティネス選手の世界王者統一戦。マルティネス選手は16勝9KO無敗のファイター。試合開始からマルティネス選手のスタミナ度外視かのような怒涛の攻め、しかし井岡選手も毎度の通り落ち着いてブロッキングで凌ぎながらのボディで動きを止め返す。手数と回転率で押し寄せるマルティネス選手、ボディを着実に積み重ねる井岡選手。中盤以降はマルティネス選手が立ち回りを変えながら、メリハリがきいた巧みな幅を持たせつつ試合が進んでいき最後までその牙城を崩せず。結果はマルティネス選手の判定勝利、二団体統一王者となりました。マルティネス選手の攻めの部分に関しては、左右フックによる連打、そして随所に鋭いアッパーを織り交ぜ意識させてからのまっすぐストレート系のパンチが見事でした。攻めの圧力もさることながら、相手にポイントを取らせないような押し引きの切り替えの立ち回りも旨く、中盤以降はスタミナ配分を含めてのリング上をコントロールしていました。そして何より井岡選手相手に遂行できたパフォーマンスがとても素晴らしかったと思います。ロドリゲス選手は統一戦に意欲的なようなので、再戦条項のあと近い将来に相まみえることになるのかもしれませんね。

 

 

 

 

メインイベントでしたが最終試合とは言っておりません、どうやら予備カードで組まれていたらしい第七試合が開始……………はされましたがリング上が映されることなく(一瞬映った)フェードアウトだったので内容も出場選手も分からなかったです。もっとこう…どこぞかの方式でもある実況解説なし定点カメラとかでも見せてほしかったですね。そもそもの話番組枠の時間は決まっているので仕方ない立場だとは思いますが…競技上、予備や代役といった立場には手厚い色を。後で試合のフル録画を動画で投稿してくれたら…ないですかね。

 

 

 

本日の試合、特に目についたのはメインと第二試合目の横山選手。デビュー戦であの完成度の高い動きは圧巻でした。ありがとうございました。