んで。出先にて晩御飯を追い求め、不審者徘徊をしていたんですね。自分は基本的に食べたいものを先に決めてからお店に突撃→腹を満たしてグッナイスタイルなのですが、そこでひとつ、個人的に毎度毎度心掛けている”あること”がありまして。
それは”第二候補も決めておく”こと。
簡単な話が”Aを食べに行くぞ!うおおAをお願いします!”→”もう今日はおわったんですよ~”→”アッハイッジャジャアアノ…エエ~ット…”という展開に対しての予備対策の一環でございます。もしものときの一の矢に対して二の矢、奇策は二度続けての奇策、備えあればクロスカウンターの目論見。
そいで此度。店舗にもよる話だと思いますが品切れが滅多にないともいえない時間帯でもあったので、よりシックスマンに重点を置いての店内へGO。
ぼく「Aをお願いします」
店員さん「今日はもうないんです」
(来た!!!)
ぼく「じゃあBでお願いします」
そう、勝敗は戦いが始める前から決まっているだかああだこうだ、自分はすかさず第二候補のメニューを答える。不意をつかれてのどもりなどもなし、逆に間髪入れなさ過ぎて気味悪がられてないか、その注文をした直後に動悸が跳ね上がりそうにもなったが、なんとか力で押さえつけ無事その場を切り抜けることに成功した。あらためて、備えることへの大事さを知ったのと同時に、臨機応変というものの対極にいる自分であっても要所要所さえ押さえておけば被害は最小限に抑えられる。今回のような飲食店での注文に限った話でもない気もした。自分の元々の性質としてなんらかの行動をする際、一挙手一投足それぞれで事前に入念に時間を掛けてシミュレーションをしてから動く、というものがある。正確には”やろう”ではなく”やらないとどこにも動けない”というのが正解で、あの場所へ行こう→どうやっていくか→車ならルートを何度も吟味して空想ループ、バスや電車も乗る時間乗り換えの場所もろもろ空想ループ、買い物もひととおりレジの場所をロックオンしてから手順や流れも事前に、それ以外の手続きの際もあたりを見渡してからの石橋叩き。それらのレーンから少しでも外れてしまうと途端にレッドホット全身から汁が沸き出てしまうので、これらのシミュレーションは自分にとって”やらなければならないこと”である。あくまでそれをしたところで100%のクオリティを叩き出せるわけではない。しかし元の20%の妄想を30%40%にできればそれに越したことはない。精神的な面も含め、自分にとっての外界は己自身との我慢比べでもあるのだ。ド派手に散るか地味に傷付くかその二択こそが己の
店員さん「それももう出ちゃったんですよ~」
ぼく「アッアッハイッエッエットジャッジャア」
ラストオーダーあたりで行った俺が悪い。
すみませんすみません時間は過ぎていないので許してください…てなもんで残っているメニューを確認注文して美味しくいただきました。まあそういった第三の矢もまた一興ということでね。