人生たらたら

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どこ行ったの

ということで”デビルメイクライ2”をパッとふりかえり。

 

※ネタばれちゅーい※

 

 

 

 

 

 

 

とその前にひとつ。”シリーズ作品として見なければ評価は~”という捉え方について、シリーズのナンバリングとして出されたのならば、その一作品の評価もブランドに加味されるかされないか、影響としてはどのくらいか、というおはなし。

 

したがって”そのシリーズとして複数作品が存在する場合”に限った話となります。もちろんその数あるシリーズの中から抜き出して初プレイの立場ならば関係のない話ですし、”シリーズ作品として見なければ高(低)評価”と下すのも考え方としては正解だと思いますが、個人的にはその考えに関して否定寄りです。その理由としては単純に”そのブランド価値を用いての次作品だから”。どれほどの意識をしているかは人それぞれですが、1が面白かったから2もやってみよう、2が面白かったから3を…となるのは当たり前のことで、”多少大目に見て”はあれど”単体として評価しろ”はまかり通らない線引きだと思っています。

 

 

 

 

そして今回の”2”に関して前作”1”の続編と考えた際、印象としてはあまり芳しくなかったという評価です。前作に比べ全体的に重くなったアクション、硬直キャンセルも重い(できない?)、クール寄りに振り切ったダンテ、道中ボス相手との絡みほぼなし、ボスは異様に固し、近接モーション一種だけ、物語全体を見てもさほど起伏なし、今自分が何をしているのか分からなくなるような展開などなど、そのまま前作と比べてしまうと気になってしまう点が多いのは否めません。

 

とはいえ

 

 

 

 

 

個人的には結構好きです。

 

 

 

正直に言ってしまうと、今作の戦闘バランスとして”敵の攻撃をローリングやジャンプで回避しながら、エボちゃんアイちゃんボタン押しっぱ連射していればおわる”といったもので。先述の通り近接動作が重くてさほど気持ちよくないこととは裏腹にエボアイのやかましいほどの銃声音(誉め言葉)がやけに気持ちいい、といった点から、ガンシューティングアクションとしての気持ちよさがありました。SEはやかましければやかましいほど良い派の自分にとってはズガガガガガ‼‼‼がもう~う~るさくてたまらねえんだ。

 

そこからひとつ、デビルトリガー時には遠距離銃攻撃が電撃ビームみたいなものに変化し、火力が劇的に上昇、固い敵相手の体力ゲージがドゥロロロロロロロと何倍増しもの勢いで減っていく様は格別。これがまた気持ちええんだ。そもそもの敵(ボス)が固すぎるというのは前提として、通常時↔トリガーゲージが溜まったら超火力ビーム、という戦闘のメリハリ自体は生まれていました。

 

1と比べてボスの種類が増えていたのも良い…う~ん、とはいえ多くなったからこそ一体一体がやや味気なくなってしまったとも言えますし、行動的にアクションとして破綻してそうなボスもいましたし…この点に関しては1と比べあちらを立てればこちらが…みたいな感じでしょうか。種類が増えたこと自体は良い点だと思います。

 

個人的には主に腕鉄球野郎とラスボスは戦っていて楽しかったですね。腕鉄球は本体の予備動作緩急アリ腕伸ばし&通常敵湧き&マップ上に謎ビーム、という四方八方攻撃の手から回避を使い分け攻撃していくというもので、特に印象に残った戦闘でした。個人的にこの戦闘がとても楽しかったのですが、戦闘マップが広すぎるがゆえ息をつける時間も多かったので(鉄球のリーチ自体はさほどなく離れれば届かない)、広さが今の三分の一程度で常時鉄球が端まで届く広さだったならば、三種の攻撃が入り乱れる息もつかせぬ意識管理が肝となる最高のボス戦だったと思います。ラスボスは人型王道の戦闘で良き。

 

ストーリーに関しても本筋や道中はまあともかく…といったところですが、それこそアリウストーク以降、やはりダンテはダンテで、(道中にお喋りシーンがほぼなかったという意味で)口を開けばそらカッコいい。それこそ終盤~にかけてやたらカッコいい。裏を返せば盛り上がりは終盤だけ…は禁句でしょうか、まあその部分も含め両面表のコインということで。ツいてるな婆さん。

 

 

 

 

 

で。

 

1と比べてしまうとおや…?と思ってしまう作品でしたが、ダンテでエボンアンドアイホールディングスをぶっ放したいだけの自分としては、銃音の派手さやトリガー強化の気持ちよさもありとても楽しめた作品でした。ラストシーンでアレ欲しかったなあ~まあこれはこれでカッコよくきめてるからいいかなあ~とも思いつつおわりです。ありがとうございました。