人生たらたら

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刻印

自分は一から十までどっぷりひたひた懐古人間でありまして。ニュースなどで”あの名作がリメイク!移植!リマスター!”というのを見ると、(あくまで自分のプレイしたことのある作品に対して)つい反応してしまいます。

 

実際にそれらが発売されたあと当分頭の記憶から抹消されるのですが、セール時などのタイミングで再度目にして、ほうほうそういえば…と認識カムバックするわけです。

 

\カタカタカタ/

 

”○○(作品名) ○○(発売された機種) 違い”

 

\ッターン/

 

無意識に指が動かされるこの衝動どうしよう。

 

 

 

開幕何が言いたいかというと、”移植うんぬんでの粗はよしてくれ”というおはなし。

 

なんというかちょこちょこと調べていると、作品によっては上手く最適化されていないためか元作品より劣化している部分がある、入力遅延がある新たなバグが発生してる処理落ち増えてるなどなど、テストプレイしていないのか、気付いているけど納期があるから見過ごしているのか、興味がないのか、それらを放置したままそのまま発売→ユーザーからは当たり前に不評、というケースがなかなかに見受けられます。つまりはその販売機種ごとの違いを毎度確認しに行くというわけです。

 

リメイクはまた別の話なんですけど、それも含め移植とかリマスターとか、あくまで主観ではありますが、古惨向けなのか新規向けなのかどの層に向けているのか理解し難い作品もありますし、はっきりいってしまえば過去にあった作品の焼き回しに過ぎません。

 

ご時世的に新作を出すコストが跳ね上がっているのは理解できるので、過去の名作を次々に移植orリマスターしていくこと自体はとてもいいことだと思います。勿論リマスター類でも制作コストやら大人の事情もあるので一概にはまとめられませんが、あらためて発売するならするで、そつなく現行機にフラッシュアップさせていくのが当たり前だと思いますし、それすらも手を抜くのなら、とりあえず出せばいいだろ初動釣れればいいだろ精神その程度の認識なんかなあ、という気持ちです。

 

色々とリマスター類を眺めているうちに、移植orリマスター作品をそつなくこなしていく会社(スタッフ)に対する評価が相対的に上がっていった、というオチです。作品当時のスタッフがいないとか外注にただ放り投げるとかの事情もあると思いますが、それらに対して真面目なつくりをしているのを見ると、作品にきちんと向き合っている制作スタッフの誠実さが感じられますし、作品ファンのユーザーも嬉しく感じられると思います。逆に粗ばかりが目立つ出来だと…まあそんな方向です。

 

んで、何でこんな話をしたかというと、先日発売されたテイルズオブシンフォニアのリマスター情報を興味本位でチェックしていたら、それがなかなかの出来だったらしく、その辺りの事情が思い浮かんだわけです。その、何故シンフォニアが機種スペックを凌駕していつまでもガタガタなのかについて、これは自分の勝手な憶測なのですが、実はもう移植元のデータ(プログラム?)がPS2のものしか残っておらず移植するとなればPS2の元しかない、みたいな感じなのかなと。強気価格設定のうえにゲームプログラマー的面白技術力を見せつけているわけでもない、単なる移植での事情や武勇伝や苦労話とかはどうでもいいしなあ…とふと切なくなってしまった次第です。