ちょいとお出掛け、昼食どうしようか~という流れとなり、なんとなくの雰囲気で某パスタ屋さんに出向くことに。なんだかそこは全国チェーンの店舗らしく、実は自分、”パスタ専門店”という意味では初めての経験。
店員さんに案内されている間、何食べようかなグヘヘと思考を巡らせる。自分の好きなソースは和風系で具はきのこあたりだが、一番好きな具はなんだと問われたら、その答えは”なすび”である…う~う~なすび食べたいなすび食べたいとなったので、メニューにあったらそれを注文しよう、と心に決めた。いざ席につきメニューを広げる。え~と…なすびなすびなす
(パスタってこんな値段するの…?)
そこに刻まれていた四桁の数字の羅列を目にし、思わずメニューを見開いたまま数秒固まってしまった。
店舗内が小奇麗というか、高級感のあるチェーン店という感じだったので気持ち多めには見積もっていたが、んまぁこれくらいだろう、と想像していた値段を軽く超えていた。これはその界隈の相場に対してケチを付けているわけではない、たとえ他の料理と比べたところで不毛。
自分の持っているパスタのイメージというのが、スーパーで安い大袋のものを購入、麺を茹でた後適当な調味料で和えたり、既製品のソースをかけたり、何か美味しそうな具があったらなんとなく一緒にフライパンで踊らせる、くらいの感じ。そりゃ自分が安い食べ方をしているだけであるし、そんなもんピンキリではあるが、基本そこまで高コストでもない料理だと思っていた。
しかしそのとき見た世界は違った。れっきとした高級料理のハウマッチである。普段ほぼ安価なものしか食さない事情も相まって、心の中でひっそりとカルチャー衝撃を受けざるを得なかった。
…
これでまたひとつ”パスタ専門店のパスタの値段はなかなかやりおる”、ということを学びました。自分の意思決定において今後行くことはないと思います。なすび美味しかったです。