もう今年も三月中旬、日もすっかり長くなり、雪溶けも進んで主要道路はコンクリートむき出しの時期へとなりました。ふう、今季の雪との勝負も乗り切ったぜ…ん?何か物足りない感があるぞ…???
こっ、今冬は一度も水道管破裂してない!??
自分の住んでいる場所はそこまで極端に寒いところではないけれど、家の構造上(何故か)寒さに弱い造りで、毎年最低一回は雪国水道管破裂金田一少年の事件簿だったわけです。しかし、今季はそれがなかった。
破裂とはどういう状況だったかというと、まず朝目を覚めたときに、”ジョバジョバゴーゴー”という水が流れるような音が遠くのほうから聞こえてくる。これは水道管の中で水を流れる音ではなく、もっと生々しい感じの音。まるで本当に水というものが噴射しているような音、その音が聞こえてくる方向に向かうと、目に前に映ったのは想像通りそのまま、台所の蛇口の部分から噴き上げるウォーター。蛇口の部分からといっても、蛇口もろとも吹っ飛ばされていて(遠くの位置に転がっている)、水道管から繋がっている根元の部分から水がひっきりなしに噴き上げている形。
その光景を初めて見た自分は、思わず”WOW…”と感情が口から漏れてしまった(水道代的な意味でも)。普段使用しているはずの台所の蛇口が吹っ飛び、その元から水が噴射しつづけ辺りはびしょびしょの半洪水状態、目の前で起こっている光景は本当に現実なのか、受け入れるのに数十秒かかってしまった。部屋の中にあるリアル滝だったらなぁ…あっこれ?マイナスイオン、ってドヤれるんだけどなぁ…
蛇口ごと吹っ飛んでいて当然その場では水を止めることはできないため、水の元栓を探しに行き、元栓を閉めてその場を乗り切る。そして工事会社?に連絡をし、一通り直してもらう。んで、後日あらためホームセンターに出向き、”○○度以下で起動する巻き付け型の紐状ヒーター”的なものを購入、ひとまずそれを巻き付ける、という作業を行っていた。それでも寒さが一線を越えたら破裂していた。
今冬は雪の量はそこそこな感じだったけど、マイナス気温自体はそこまででもなかったような気がするので、破裂せずに過ごせたのだろう。春よ、こい。