人生たらたら

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アイデンテェテェ

宇宙船に戻り、再度自由時間という名のプライベートアクション(PA)タイム。

 

レイミに今日は何の日?と聞かれ、選択肢が”ダイエット記念日(?)”、”誕生日”、”知らん”の三択。まあこの三択を消去法で考えると誕生日だとは思ったが、なにか裏があるんじゃないだろうな…これは引っ掛け問題に違いない!と”知らん”を選択したら普通に誕生日だったので呆れ顔されました。この男、あまりにも捻くれている。

 

 

ピピピ ガシャンッ ピピピ ガシャンッ

 

カイコ ジジイ モード ヘ イコウ シマス ピピピ ガシャンッ

 

 

この一惑星クリア後、次なる惑星まで向かう間のパーティ自由時間、これが今作のPAなのだろうか?

 

仕様の細かいところは置いておくが、過去作のPAというものは町や村に入る際、仲間キャラがそれぞれそのマップで単独行動し、そのキャラの性格や思考、過ごし方、それらの土地や施設に対してのアクションを主人公視点で堪能することができるというもの。

 

こう、ただ物語を辿って各事情で仲間が増えて一つの目的に向かって一蓮托生していく、というような一般的な作風に加え、仲間キャラがそれぞれの意思で行動し、そこにプレイヤーが介入できる要素も足されることで、仲間キャラに対して一段と情も湧くし、思い入れも深まる。

 

例えば男主人公なら、町にいる女キャラ二人に”何してるんだろう?”と近づいてみると陰口を叩かれていたり、別の町では主人公を巡って女キャラ同士の水面下の争いが始まったり、別の町では女キャラがアクセサリーショップでアクセサリーを眺めていて男の甲斐性を試されたり、別の町では仲間キャラの家にてお茶に誘われそのときの飲み物で失神したり、別の町では恋人と離ればなれとなった女キャラの傷心に付け込んだり、別の町では仲間の男キャラと男同士でカップルジュースを飲む、といったような様々なPAが発生する。これがもう、とにかく楽しくて。仲間キャラからピックポケットも出来る。

 

これはとても素晴らしいシステムだと思っていて、勿論実装するにはフラグ含めとんでもない作業量が求められる。つまりは開発者の熱というものが直結する要素であり、容量の問題では無い、作り込みという部分である。

 

 

今のところ”4”には無いのだ。これが。

 

ここまで宇宙船の中の世界だけで選択肢含め交流が済まされている。村へ行ってもこれまでのPAというものは見当たらず、代わりに?一般村人からのクエストが実装されている、といったもので、何か違う。フォローするとなれば、前回の惑星は物語的に暗い感じだったのでキャラ個人の個性付けは自重していたのかもしれない。今後ゴールドソーサー的な施設があるとするならば、従来通りのPAでキャラの魅力を存分に発揮してもらいたい。それこそ先述のレイミ誕生日PAも、旅先で立ち寄った場所を舞台にすれば、エッジ、果ては仲間キャラとのプレゼント選び放浪記等、話題を膨らませられた筈だ。

 

足を止め、寄り道して仲間キャラと交流できないのが寂しい。行く先々でPAを起こしながら仲間と一緒に旅をしたい。寂しい。

 

 

そしてもうひとつ、”アイテムクリエイション”。それぞれ専用の素材を消費してアイテムを作り出すことが出来るという、これもシリーズ恒例のシステム。

 

”4”は宇宙船の専用部屋でしか行えないのか?

 

2ではメニュー画面でいつでも行えたし、3でも所々クリエイションが行える場所があった。4の場合は利用したいときいちいち宇宙船に戻らないといけないのである(今の時点では)。そしてウェルチが可愛くなくなった。

 

2は素材を消費して各キャラ、スキルレベル、タレントを参照してのガチャ、3は素材を消費して専用NPCと仲間キャラを含めたクリエイターを配置し参照してのガチャ、そして4のクリエイションはその部屋でパーティ会議をし、レシピを閃き各種必要素材を必要分消費して作る、というもの。つまり4は他のRPGによくある合成システムであり何とも面白く無い。

 

その場で新レシピを閃いたとしても、結局その場でしかクリエイション出来ない訳だから、素材が無ければ何も作れない。故に旅先で現地調達、という概念が消え去ってしまい何とも面白く無い。

 

2や3ではクリエイトするキャラクターによって製作物の個性があったり、傾向が違ったりする要素があったが、今のところ4は只レシピ通りに素材を消費して目当てのアイテムを作り出すだけだから何とも面白く無い。

 

エッジは鍛冶、レイミは料理、と何故かクリエイション要素をキャラ単位で縛っている(レシピを閃いたあとは皆それぞれが作っているのかもしれないが)。過去作は”誰だって”鍛冶ができたし、料理もできたし、細工もできたし、本を出版し印税で稼ぐこともできていたのだ。

 

プリシスがまずいシチューを作ってしまう→アシュトンに無理矢理食べさせ食べてもらう、等といったキャラのドラマが4のシステムでは全く生まれないのだ。キャラの無限の可能性をぞんざいに扱ってしまっている。え?わざわざ失敗料理を食べさせる必要は無いって?愛だよ。

 

 

戦闘面では、攻撃ボタンを押してターゲット先が動くと鬼ごっこが始まったり、思ったより自由自在に動けない感、技のエフェクトが強すぎて戦闘画面が見えなくなる、戦闘はとにかく大技ブッぱしまくり一方的に蹂躙、ド派手な技を思考停止して叩きこむのは相変わらず気持ち良く、バランスはやや大味、といった面は本シリーズらしい。

 

しかしその他システムに関しては、なんとも言い難い。今のところ”よくある感じのRPG”をプレイしている感覚。自分がこのシリーズに求めているものが、今作品今のところ弱い。シリーズならではの個性が薄まった印象を受けてしまっている。

 

 

まあグダグダ言いましたが、面白くない訳ではないですし、なんといっても今作は”ロード時間が皆無”というゲーム最大の強みがあるのでプレイしていて苦、というものでもありません。自分のテンションが上がるのはいつだろうワクワク、という気持ちで好き勝手にプレイしていきます。