人生たらたら

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ソースは和風キノコ派

冷凍パスタをチンして食べていてふと思った、冷凍食品の進化というものは素晴らしい、ということ。

 

冷凍食品に関わらず、今はスーパーやコンビニなどに出来上がりの食品が沢山置いてある。チンするだけで一食分のおかずとご飯のセットとか、全部フライパンにぶちまけて焼くだけ炒めるだけ、とか。どれも美味い。それと調理器具の進化もあり、チンしたら完成、通販にあるような食材を入れてスイッチ入れて待つだけでおかずが完成する鍋とか。

 

一から調理すれば数時間掛かるような料理も、現代ではその数分の一の時間で、美味しく作ることのできるような手段が増えた。何事も時短で効率的に、合理的になるのが正しい道筋と言われればその通りだと思う。もう50年後とか100年後とか、料理は完全に趣味&気分転換の領域となるかもしれない(適当)。まあグルメという人種が存在している限り大丈夫か。

 

自分は料理はほとんどしないし、するにしてもよほど簡単なものでもなければ作れない人間だが、たまにやるぶんには楽しい。イタリアンショフのように無駄に天高くから塩を振り撒いたり、シェフがやっているパスタの茹で具合確認のアレを無駄にやったり、無駄にフライパン振って具材を踊らせたり。まあそれで自分一人だけで食べるぶんにはマズくてもいいが、誰かに食べさせるという流れの場合は、プレッシャーが掛かり眩暈がする。アイアムノミの心臓。

 

 

冷凍食品の進化といいつつ、自分は一時代昔の冷凍食品の味をほとんど知らない。成長期のときというか、若かった頃にあまり食した記憶も、食卓に並んでいた記憶もない。一日の一食一食手作りをするのを毎日繰り返すということはとんでもなく手間の掛かること。つまり、自分の親は毎度食材から作ってくれていたのだな、と今更ながら感服する。

 

運動会などで、オードブルを注文するケースも増えているみたいだが、自分のときは親兄弟が明朝早くから起き、手の掛かるメニューの昼ご飯を大量に作ってくれていた。それは今思い返してみてもとても幸せなことだし、泣きそうになる。歳をとると涙腺が脆くなるわい。もし将来自分も家庭を持つことになったら、同じことを自分の子供にしたいと思う。ってそれは話が飛躍しすぎか。

 

 

つまり何が言いたいかというと。

 

冷凍パスタとかで、汁びしょびしょのやつはもう、食品企画から考え直してくれ。ちゃんと麺に絡むようなソースを作ってくれ。袋に書いておいてくれ。ココイチみたいなシャバシャバ系はあまり好きじゃないのだ。