人生たらたら

書きたいことを書くだけのブログ

ぐーるぐるまわーるっ

頭の中で考えていることを、言葉や文章など表に出す表現をすることが苦手。例えば”あなたの好きなものを語ってください”と尋ねられたとして、自分はそれを上手く述べることができない。

 

”○○がすきなりゆうは、○○がすごくて、かっこよくて、とにかくすごくて、すきだからです!”といった、幼き頃に人生初の作文を書いたような、そのくらいのことしかできない。”好きは理屈じゃねぇんだよ!”などという以前のレベルである。好きなもの、嫌いなもの、総じて感じることの表現ができない。

 

 

昔、障害の検査だったか、IQの検査だったか…それぞれ短期間に行ったので認識がごちゃ混ぜになってしまっているが、今まで受けてきた検査の中に”おや?”という検査内容が二つあった。

 

 

一つ目は、”バラバラに置かれた絵の一コマを話の流れ順に並べろ”、というもの。セリフ擬音なしの漫画の一コマを順に並び替える、つまり頭の中で絵の内容を汲み取って、展開をイメージして作り上げよ、といった感じ。自分なりには上手く繋げたつもりだったが、結果が出てみると大体間違っていた。ここで、頭の中の考えを整理することすら出来ていないのでは、と思った。

 

確かに思い返してみると、今まで自分はその一瞬一瞬に感じていることを思うまま書き殴っているだけ。矛盾や間違い、勘違いも多量に含まれているかもしれないし、そのときだけ膨れ上がった感情の高ぶりを只ぶつけただけ、という文章もあると思う。まあそれも全て自分の感覚から生まれたもの、と開き直ってはいるが。多分これからの自分も。まともな文章を読みたいのなら、まともな人のところに行けばいいのだ。

 

二つ目は、”一つのお題を出すので○分間それについて話せ”、というもの。例えば”雨”とか”海”とか。”話せ”なので説明でもいいし、概念でもいいし、うんちくでも、そのお題に関することなら何でもいい。これも全くといってもいいほど出来なかったのだ。

 

勿論どうこうでこう、というのは分かっている。しかし自分の口で言葉で、出すことができない。頭の中で考えるものの、その考えることで頭が一杯になり、数秒間沈黙、口から出せたのは端的にも程がある一言程度、その後また考え数秒間沈黙、”これはこれで…で、これをどう言葉に乗せて発言すればいいんだろう?これはこれで…をこうして…あれ???”などと思考回路はショート寸前、途中頭が真っ白になったり、採用試験面接でもないのに冷や汗をかいたり。”話せ”という検査なのに6/7くらいの時間沈黙していた。

 

どちらも時間制限があり、当然担当の方は言葉を発さず待っていて、こちらの動きを監査されていることにプレッシャーを感じていたことを加味しても(それが検査や)我ながらあまりにも酷い…と思った。終了後、ハハハ…と乾いた笑いが出た覚えがある。

 

 

一時期、半身浴をしながら家にあった小説を読んだりしていたので、活字本に抵抗は無いものの、文章力や単語などに注力して読んだことはありませんし、そもそも内容も二日くらいで忘れますし。そもそも何の為に本を読んでいたんだ。なんとなくっす。

 

こういう才に秀でた人が小説家とかになれるんだろうなぁ。知恵も教養も文章力も無い自分ですが、ちょい悲しくなりました。レビューや、オリジナル小説とかエッセイとか、生み出せる方々に尊敬の念です。