トレインのことではない。ネズミ(鼠)のことである。
※この記事はいわゆる”害虫”に区分される類の話です!!!人によっては嫌悪感、不快感バリバリ気味な内容の可能性があるので絶対に見ないで下さい!!!某夢の国などのキラキラしたファンタジーな話でも、メルヘンな話でもありません!!!
じゃあなんで書いたんだ!!!と問われると単に自分が怖くなったからです!!!すまん!!!
自分が今(もはや)住まわせてもらっている家は、なかなかの築年数である。まあ端的に言えば古い、寒い、ボッコボコ。
昔はよくネズ公とエンカウントしていた。
夜寝るときには天井あたりから”カサカサ”、”トタトタ”などの駆け回っている足音が聞こえ、物置に敷いてあった新聞紙は噛みに噛まれ紙だけにボロボロにされ、部屋に入ったときに目の前を横切る姿を何度も目にした。
そしてその度に”ねずみほいほい”を使って拘束していたわけだ。毎朝起きると軽く2、3匹がちゅーちゅーと発しながら横たわる光景が繰り返されていた。今思い返すとキツい。マジで。
一度(おそらくだが)親”かーちゃんねずみ”が引っかかったことがある。何㎝あっただろうか、尻尾を含めて50㎝くらいはあったと思う。なんという種だったのだろう…身体は細長く、尻尾の長さが身体ほどあった。流石に当時の自分もその個体を目にした際は「うおっっ」と引いてしまった記憶がある。
まあつまり家がボロボロだから、どこからか侵入できる穴か何か空いていたのだろう。自分からすれば毎冬の恒例行事のようなものだった。
それから年月が経ち、家は(限界がきた辺りから)ちょこちょこリフォーム。するとネズミの気配が自然と消え去った。したがってねずみほいほいも買う事が無くなった。
…
再来。
数日前の夜、布団に入ると天井から”トトトト”、という音が。何年ぶりになるだろうか、どこからか侵入してきたらしい。
足音は軽いのでそこまで大きい個体では無く、小さめの個体なのは分かった。それと音を聞き分けてみた結果、今のところ数自体は多くないようだ。
存在を決定付けたのが、”置いてあったパンを少し齧られていた”。
まあなんというか、数個入っているパンを家族全員が一個づつ食し、残り一個になって誰も手に付けなくなった状態。これはなんという現象だろう、分かる人には分かる?最後の一個になったおかずに誰も手を付けない、みたいな。
衛生面では絶対によろしくはないのは重々承知だが、パンを2日ほど放置してしまっていたわけだ。自分は店にダッシュした。”ねずみほいほい”を買いに。
何年ぶりだろうか、正直気色悪い。
子供の頃は虫などに何も嫌悪感が湧かなかったが、年を取るにつれ駄目になった、みたいな心情だろうか。今ネズ野郎を生で目にしてしまったら「ぅひいえぇっ!(裏声)」と叫んでしまう自信がある。怖い。
そしてビクビクしながらも、屋根付きねずみほいほいを設置した。思い返してみれば、昔使っていたほいほいは屋根などは無く、丸出しだった。自分はなんてものを見ていたのだ、今ではもう無理かもしれない。屋根があってよかった。
ここからは結果待ち。願わくばさっさと捕まってほしいものだ。
…
最後に一つ戯言を。
昔、朝起きて鏡で自分の顔を見た”その瞬間”、ねずみほいほいに引っ掛かったのだ。
自分が。
丁度鏡のあるところの足元に設置していたらしく(前もって場所を伝達してほしかった)、屋根も無かったので直に足を付けてしまった。幸い大事には至らなかったが、勿論かなりの粘着力。
いくらほいほいといえど、過信はせず捕まった後に剥がされて逃げられる可能性も疑わなくてはならない。自分が捕まってみて、これはネズミのPOWERではビクともしないな、と身をもって知れたわけだ。
まあいうて何度か逃げられていたが(ほいほいにネズミの形の跡のみが残っているときがあった、接着の度合いが小さかったのかも)、屋根付きなら多分大丈夫だろう。
なんだか恰好付けて述べたが只のマヌケである。