ボクシング漫画”はじめの一歩”を題材とした、彗星の如く現れたアプリゲーム。
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自分は原作の漫画を約70巻ほど(その後の巻はちょいちょい読んだかんじ)、ゲームはPS2版の1、2、オールスターズ、GBA版、PSP版、以上プレイ済み。けっこうやってんな。
2ストーリーのリカルド・マルチネス倒せませんでした。
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(一応)原作ファンとしてやるか、ということで。
ゲームスタート、キャラメイク開始。今作はオリジナル主人公で進めていく感じなのか?適当にキャラ設定し、あらためてスタート。
いざチュートリアル戦。
主人公+一歩 VS 青木×3。
一体いつから―――ボクシングは一対一の競技だと錯覚していた?
後ろにいる選手はサポートスキルなどのセコンドポジションなのか…?と思っていたら当たり前のように攻撃し、攻撃されたので、実際にいるのだろう。つまり青木に関しては分身してしまっている。
それだけの情報だけでも、”リング上に5人が同時にいる”、ということとなる。プロレスラーもビックリだ。それとジム内リングのスパー戦なのに、(特にコレといった事情もなく)互いに公式戦の恰好である。いきなり手抜きだ。
この時点で、ある程度察してしまった。コレは”はじめの一歩”のキャラクター、設定で構成された”ボクシングでは無い得体のしれないなにか”ということを。
チュートリアル戦に戻って。
今作のバトルシステムは”ターン性コマンドバトル”。
なんでボクシングの試合なのに”攻撃対象を選んで攻撃”しているんだ…と一瞬よぎったが、気にしたら負けなのだろう。常識を疑え。
なんか気力ポイントを消費して技を撃てるらしい。指示に従って、まずは”リバーブロー”。なんでボクシングの試合なのに”ランダムな攻撃対象に攻撃”してい(略)。
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そこからの説明を見ていると、各ボクサーは”拳魂”という媒体らしい。つまりは実際にはリング上に複数人存在しているわけではなく、その拳魂は画面上表記だけで、実際は1キャラがその力で戦っている、ということなのかもしれない。分からない。
拳魂1キャラごとに体力、気力が視覚化されているのも、”攻撃対象”というのも、それぞれオーラか何か出ているのだろう。そのオーラが殴り殴られ、ということだろう。
なんだ、それなら歴としたボクシングゲームじゃないか(壊)。
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今作をガチりたい方は、リセマラして星5を粘ったほうがよろしいかと。インストールは一瞬ですし、チュートリアルはパッと終わるのでリセマラはしやすいと思います。やったね。
自分はもうやりません…と言いたいところですが、いくらゲーム内容がアレでも、絵だけで動くわけでなくても、戦闘が無(む)だとしても、やはり原作ファンとしてキャラを集めたり戦わせたり…そそられるものがありますね。特に意味は無いけど星5の一歩欲しい気持ちが湧いたり。やらないけど。
なんか”キャラゲー”というものの在り方を再認識したような感じです。大体内容がおざなりに感じたり、バン○ムが乱発したり、それはつまり原作キャラのパワーなのだろう、と。
まあ何が言いたいかというと、”はじめの一歩”という魅力的な題材を使用して、こんな作品作るな、ということです。
アプリゲーならば、遊びやすく現代風にアレンジしたボクサーズロード式にすればいい。端末的にアクション系は操作に難があるので、試合はセコンドモードを基準にトレーニングで鍛えた選手を戦わせ、全国のユーザーで各階級に分かれベルトを争う。2のように原作キャラもランキングに混ぜながら、というのも難しそうだけど面白そう。”はじめの一歩”だかんね。簡単操作で対人戦があっても面白いと思う。
過去作にて、ボクサーズロード中毒のユーザーはいただろう。そういう方向に進んでいたら少しは話題になったのかもしれない。
あ、自分は2のボクサーズロードにて、(ぼくのかんがえたさいきょうのぼくさー)リカルド・マルチネスに挑戦し瞬殺されて唖然、などと楽しんでました。今でいう井上尚弥選手に挑戦するのはこんな感じなのかな…などと考えてみたり。
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とりあえず”FIGHTING SOULS”は速やかにアンインストールしました。ありがとうございました。